逆に使えなかったプロンプト10個と、その改良版
「なぜ使えないのか」がわかったら、AIとの仕事が全部変わった。
最初の3ヶ月、俺はAIに「適当に」頼んでいた。
「うまくいかないのはAIが弱いせい」だと思っていた。
違った。頼み方が全部間違っていた。
使えなかったプロンプトと、改良版を10個まとめた。
---
ChatGPT:失敗した5個
① 「記事を書いて」
なぜ使えなかったか
テーマも読者も文字数も渡していない。「書いて」だけでは汎用的な量産記事しか出てこなかった。
改良版
「副業を始めたいが怖くて動けないサラリーマン(30代)向けに、俺の実体験ベースで800字の記事を書いて。テーマ:最初の一歩を踏み出せた理由。一人称は『俺』、短文・体言止めなし。」
何が変わったか
ターゲット・文字数・口調・テーマを先に渡したら、修正が1回になった。「誰の話か・何のために」を先に決めることだった。
---
② 「感情を込めて書いて」
なぜ使えなかったか
「感情を込める」という指示はAIには伝わらない。感情の中身が空っぽのまま、文字だけ並ぶ文章になった。
改良版
「副業で初めて3,000円が口座に入った夜の話を書いて。嬉しいより先に『自分で作ったお金だ』という感覚があった。その感覚を
軸に、等身大のエッセイを600字で。」
何が変わったか
「感情を込めて」ではなく「この体験・この感覚を中心に」と渡したら、読んで「刺さった」という反応が来た。感情語は自分で先に言語化して渡す必要があった。
---
③ 「バズるフックを作って」
なぜ使えなかったか
「バズる」は結果であって指示じゃない。AIは「それっぽいフレーズ」を量産するだけで、俺のキャラも読者も無視したフックが出てきた。
改良版
「Substack Notesのフックを3案作って。ターゲット:副業を考えている会社員。フックの型:常識破壊。俺の体験:3年副業を考えていたが、動かなかった理由は準備ではなく怖さだった。この内容を使って。」
何が変わったか
型を指定して体験を渡したら、俺が自分で書いたと思えるフックが出た。「バズる」という曖昧な言葉ではなく、型と素材を先に渡すことだった。
---
④ 「俺っぽい口調で書いて」
なぜ使えなかったか
「俺っぽい口調」だけでは、AIには何もわからない。出てくるのは「一般的なカジュアル文」だった。
改良版
「以下の口調で書いて。一人称:俺。文末:断定(だ・た・ない)。体言止め:使わない。難しい言葉:使わない。綺麗ごと:言わない。長文:NG。サンプル文:『3年、考えた。でも動かなかった。怖かっただけだ。』この口調を真似て、〇〇について書いて。」
何が変わったか
口調ルールを箇条書きで渡して、サンプル文を1〜2行つければ俺が書いたと言えるレベルになった。「俺っぽく」という感覚語ではなく、ルール+サンプルで伝える必要があった。
---
⑤ 「今日投稿するネタを考えて」
なぜ使えなかったか
文脈がゼロ。発信軸も過去テーマも読者層も渡していない。出てくるのは「汎用的な副業ネタ」だけだった。
改良版
「俺の発信軸:副業を考えているサラリーマンに向けて、失敗・感情・気づきをリアルに書く。今日の状況:会議が長引いて疲れた
夜。過去投稿テーマ:準備より行動・3年動かなかった理由。この状況と軸を使って、今日のNotes投稿ネタを3個出して。」
何が変わったか
「今日の状況+発信軸+過去テーマ」を渡したら、重複せず俺の言葉で使えるネタが来た。日常の出来事が素材になると気づいた。
---
Claude:失敗した5個
⑥ 「プロフィール文を書いて」
なぜ使えなかったか
誰向けのプロフィールか・何を伝えたいかを渡していない。「副業をしているサラリーマン」というテンプレ文が出てきた。
改良版
「Substackのプロフィール文を書いて。読者:副業をやりたいが踏み出せていない会社員。俺のポジション:まだ月10万で安定していない『まだ途中の人』。伝えたいこと:失敗も全部見せながら試行錯誤を記録している。文字数:100〜120字・4行構成。」
何が変わったか
ターゲット・ポジション・伝えたいことを先に渡したら、自分では思いつかない切り口が出てきた。プロフィールは「誰に向けて・
何を約束するか」を先に決める必要があった。
---
⑦ 「このコメントへの返信を書いて」
なぜ使えなかったか
コメントの内容を貼っていなかった。「コメント」という単語だけ渡して返信を頼んだら、当然何も出てこなかった。(当たり前すぎる失敗だが、最初はやった)
改良版
「以下のコメントへの返信を書いて。コメント:〔実際のコメント本文〕。返信の方針:共感→自分の体験を一言添える→感謝。CTA禁止。100字以内。口調:コメント欄の話し言葉。」
何が変わったか
コメント本文+返信の型を渡したら、30秒でドラフトが出た。「何を返すか」のルールまで先に渡すのがコツだった。
---
⑧ 「記事のタイトルを10個作って」
なぜ使えなかったか
読者・目的・スタイルを渡していない。「副業関連のタイトル10個」で頼んだら、SEO向けのタイトルが出てきた。俺の記事とは全然違う。
改良版
「記事タイトルを5個作って。テーマ:副業収入が初めて増えた月に感じた感覚の変化。読者:副業を始めたばかりの会社員。スタイル:感情型・エッセイ風・数字より感覚が伝わるもの。参考タイトル:『月+10万になった月に、一番変わったのはお金じゃなかった。』」
何が変わったか
参考タイトルを1本渡すだけで、スタイルが一気に揃った。「どんな雰囲気か」は言葉で説明するより、サンプルで見せる方が早かった。
---
⑨ 「この文章を短くまとめて」
なぜ使えなかったか
「何のために短くするか」を伝えていない。Notesのフックに使いたいのに、要約文が出てきた。使えなかった。
改良版
「この文章からSubstack Notesのフックを1本作って。使う素材:〔元の文章〕。フックの条件:1行目で指を止める・2行目で自分ごと化できる・型は身体感覚か常識破壊。全体は4〜6文以内。」
何が変わったか
「何に使うか・どんな型にするか」を先に伝えたら、使えるものが一発で出た。「短くして」ではなく「〇〇に使うから△△の形で出して」に変えた。
---
⑩ 「副業についての投稿を作って」
なぜ使えなかったか
これが一番まずかった。テーマだけ渡して、ターゲットも角度も体験も何もない。出てきたのは「副業を始めましょう!」系の量産
コンテンツだった。
改良版
「Substack Notes投稿を1本書いて。テーマ:3年動かなかった理由。読者:副業に興味があるが怖くて動けない会社員30代。俺の実体験:準備のつもりで情報収集だけしていたが、怖さを認めた日に初めて動き出せた。フック型:感情×Before→After。全体6文以内・1文40字以内。」
何が変わったか
「読者・テーマ・俺の体験・型・形式」を全部渡したら、自分で書くより早く、自分の言葉に近いものが出た。AIは「何を素材にして・誰に向けて・何の型で」がないと動けないとわかった。
---
まとめ
10個の失敗を振り返って、共通点が1つある。
「なんとなく頼んでいた」だけだった。
AIは正確に頼める人間だけが使えるツールだ。
頼み方を変えれば、出てくるものが変わる。出てくるものが変われば、仕事のスピードが変わる。
①誰に向けて
②何のために
③自分の体験・感情・数字
この3つを先に渡すだけで、結果が全部変わった。
次は「俺の口調をAIに学習させる方法」を試す予定だ。
登録してると先に届く。

